ガツガツしている
みんなが目標に向かって進んでいるようだ。こうやって社会が回っているのか。
彼らは敵とか味方とか効率とか善悪とか、そういうのを念頭においてコミュニケーションしている気がする。
私はある種類の人間に、必ず排除の標的にされる。
奴らは賢いので私の行動の端々からクズな中身を見抜き、己の陣地から排除しようとする。
しかし、しばらくすると警戒が薄れてくる。第二印象 第三印象で私を判断しはじめ、そのうちなんとなく受け入れる。
第一印象で正解だったのだが。
豆腐さんは頑張っている人が好きな人。だから頑張っている自分の事が大好きで、身体を壊した。そんな自分に酔っているけど、それをきっと自覚してるんじゃないかなぁ。
でも周囲からそういう風に思われているとは思っていない人。
今は私に対して良い人。彼としては非常に不本意なことだろう。可哀そうに。
そんなことはどうでもいい。
最近周囲が煩雑さを増してきた。バイト感覚でバイトして何が悪いのだ。
彼らにとっては違うのだろうか。
あまり新しい人を増やされると吐いてしまう。やめてほしい。
恋とはなんぞや
妙に春めかしいタイトルにした。もう夏なのに。
私は恋愛をするのが苦手で、だから嫌いだ。濃い交流をするとすごく疲れる。
目の前がチカチカして頭痛がきて吐いて寝込むくらい、疲れる。
あと人間の粘膜が嫌いだ。口も体内も体外のデリケートゾーンも嫌いだ。
私は男性に対して変に潔癖なところがある。
理由はわからないが、自分よりも大きな男性の性的な部分が嫌いだ。
いや本当のところ理由はわかっている。自己嫌悪が激しいことが原因だ。ブスとブスのえっちを見たくないのだ。私が。
私はブスだから。
だからベッドの上の営みは子作りするときだけでいいと思う。それ以外の時はキリンみたいに体内にしまっておいてほしい。
そういうことを豆腐さんとハナモチさんに言ったことがある。
豆腐さんは三十路なお兄さんだ。恋愛至上主義の肉食キングらしい。
彼は私の恋愛観について「それはいけない」と言った。いろいろ説教してきたが忘れた。
たぶん豆腐さんの中では、恋愛して結婚して子孫を生み育て繁栄させることは良い事なんだろう。良い事であり常識であり、成長した人間はみんなそうなると思っている。
そして最近まで私にかなり冷たい態度をとっていたらしい。らしいというのは豆腐さん本人談である。
よくわからないが、なにかいろいろが彼にあったのか無かったのか、私への態度を改めると言われた。非常に困惑した。
たしかにいろいろ言われたような気もしたが、別にそこまで理不尽なことは言われていないしされてもいない。そもそも温かい態度に変えるときに宣言するなら、冷遇するときにも宣言すべきだ。意味がわからない。
そしていろいろ冷たくされたと思わしき記憶は、私の中からはもうほとんど消えかけている。私は記憶力が本当に無い。
つらいことをすぐに忘れてしまう。楽しいことや嬉しいこともすごくよく忘れる。
だから仕事やお客さんの顔を覚えるのもすごく大変だ。苦労している。
だから豆腐さんの態度が軟化しようとどうでもいいのだ。
でもそうも言っていられなくなった。
豆腐さんが私に恋愛をオススメしてくる。やめていただきたい。
先日もバイトの男の子を二人くらい斡旋してきてくれた。
本当に気の毒だ。
申し訳なくて悲しくなった。
私はそもそもわりと不細工だ。スタイルも良くない性格もよくない。滑舌も悪いし耳も悪い。
なにより中身が無い。相手が本当に気の毒だ。
男の子たちはものすごく気を使って褒めてくれたり会話を繋げようとしてくれたが、彼らが頑張ってくれるほど死にたくなるし悲しくなる。
頭を撫でられると申し訳ない気分が止まらない。自己嫌悪の塊である。
私の恋愛観は子供なのだと豆腐さんたちは言う。
伝わらないし理解してもらうのは難しい。
豆腐さんも、自分より20cm背が高くてガッシリした男の人に、尻にすりこ木突っ込まれれば私の気持ちがわかると思う。
もう二度と恋愛や営みをオススメしなくなると思う。
自分が問題視していなかったことが問題だったとわかると驚く
うちの店はブラックだけど、そんなもんははじめからわかっていたし、みんな承知しているものだと思っていた。
でも私に仕事のやり方をおおまかに教えてくれたグースさんは違ったようだ。
どうやら店長の悪行を他店で言いふらし、この店の環境改善を図るとともに店長の評判を地に落としてしまったらしい。
らしいというのは、ハナモチさんから聞いた話だからだ。
前まで休憩は取っても取らなくてもいい感じだったけど、最近は店長が口を酸っぱくして休憩必須だと言っている。
1分でも足りないとダメだそうだ。気の毒だ。この店は目を付けられていると言っていた。
私はほんとうに忘れっぽい人間で、同じ失敗を必ず2回する。そこでやっと改善する。
よくわからないが、1回目の失敗で改善して、その改善度が足りなくて、2回目でやっと正しい状態にまで持って行けるんだと思う。
だから休憩を2回取り忘れてしまった。
店長の立場が悪くなるのは本当に心苦しい。
大丈夫だろうか。大丈夫ではないだろう。どうしたらいいだろう。申し訳ない。
つらつらつら
キャラの薄い人たち
ナナ(仮)さん
若くてかわいい女の子。仕事が出来てかわいい。声もかわいい。性格もかわいい。
ツイン(仮)さん
自分と似ているところがあるような気がしないでもない女性。
ハナモチさんがグースさんのことを嫌いなことを最近まで知らずショックを受けていた。
私を何かと気にかけてくれる。優しい。悲しい。
オハナ(仮)さん
若い男の子。気が弱くて最近 豆腐サラダさんにつけこまれ、夕勤の軸にされそうになっている。
初めてのお仕事がこの店だったが、はやくこのブラックを辞めたいらしい。
歌が上手い。
コサラダ(仮)さん
豆腐サラダさんに完全に洗脳されてしまった男の子。給料を豆腐サラダさんに管理されているが、それは豆腐さんの親切心かららしい。
(豆腐さんにではないが)過去にお金をだまし取られたことがる。
豆腐サラダさんと同じスポーツをしており、完全にノリが体育会系の先輩後輩。
たまに私の頭をポンポンしてくる。やめていただきたい。こちらが年上である。申し訳ない。
ちなみに全員私よりもしっかり仕事ができる。
現状つらつら
ある人のはてなブログを見ていて、その人とちょっとだけ似たような状況になった。
私も吐き出したい気分になってしまったから始めた。
ここで書きたいのは最近雇ってもらった、全国随所にある有名ブラックなんちゃらチェーンでのことだ。
状況としては かなりの日数が経ったけど、まだ少し仕事のやり方を覚えてきたくらいです。
私は頭を使うのが本当に苦手というか、そういうことから逃げている。
考えるとつらくなる。それではいけないと思う。
だからこういうところで考えようと思った。
初めに私にいろいろ教えてくれた人はグース(仮)さんという所帯持ちの女性で、仕事が早くてお客さんから好かれていてサバサバしている。
私から見たら、そう見える。
しかし若い男の子のバイトさんと店長を嫌っていて、仕事に支障が出るような行動をするらしい。
彼女は新人に仕事を教えるのは初めてだったらしく、私の教育を途中で投げたと周囲から評価されているらしい。申し訳ない。
その教育を同情心か義務感か責任感かよくわからないが引き継いでくれたのはハナモチ(仮)さん。申し訳ない。
ハナモチさんの彼氏さんも私たちと同じところに勤めている。時給は一緒である。
勉強が好きらしく、非常に向上心があり正論を述べるが、人間の好き嫌いもキッパリ言う。
ハナモチさんは「店長の事が嫌いで仕事にまでそれを持ち込むグースさん」のことが嫌いである。
店長のことをどう思っているのかは言及したことが無い。
最近は私のやる気を感じ取れないため教育を投げ気味。申し訳ない。
そのハナモチさんの彼氏だと勝手に私が判断しているのが豆腐サラダ(仮)さん。
豆腐サラダさんは店長に惚れていて、店のブラック化に一役買っている社畜。
やりがい心棒者で効率主義の、バイセクシャルという周囲の評価。
私は大きめの成人男性が怖いので豆腐サラダさんがわりと怖い。
包丁でも持っていないと、彼と向き合って正しい判断ができそうにないくらいには怖い。
だいたいの若人の教育を一手に引き受ける兄貴分。
しかし体育会系の無茶ブリでいろいろ押し通してくるからさらに怖い。
言っている教育はだいたいまともと思われる。この系列店のマニュアル的には。
自分の考えを他人に押し付けることに躊躇の無い人間。いろいろお世話になったが苦手である。
その豆腐サラダさんから愛を捧げられている店長については、あまりよく知らない。
私が入った当初はいろいろ雑談をしていたような気もするが、ほぼ忘れてしまった。
他店や上司からの評価は悪いらしい。私は嫌いじゃない。むしろ好ましい。
彼はブラック店のブラックである所以の所業をいくつかこなしてはいたが、私は不便を感じてはいなかった。確かにブラックではあった。
でもこんな私みたいな使えない人間を雇ってくれているし、理不尽なことを言わない。
自分の考えを押し付けてこないし、無理に会話をしようとしない。
おそらく店長は私の事を嫌っているが、それを私に剥き出しにしてこない。
そのことでもしかしたらシフトが減らされているのかもしれないが、そんなことどうでもいいくらいには良い人だと思う。
効率主義の豆腐サラダさんの上を行く効率主義らしいが、非常に好ましい。
もし仲良くなってシフトを増やしてもらったりして嫌な内面を見てしまうより、このままの関係性でいたいくらい。
年嵩の女性たちからは嫌われている。いつも体調が悪そうで忙しそうで気の毒だ。
基本的にはこの人たちがメインで出てくると思う。
まずは覚え書き。